エンジニア必読!?堀江貴文著「多動力」を読む

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今回は堀江貴文著「多動力」を紹介します。
勝手に「エンジニア必読」なんて書いちゃいましたが、
決して言いすぎでは無いと思います。
その理由を本書の内容と共に、少しご紹介します。

はにめに より
時代は大きく変わろうというのに、日本人は「石の上にも三年」に代表されるような「一つのことをコツコツとやる」という価値観からまだ脱せられていない。
最近は少しマシになったが、10年前は転職すらも、ネガティブに捉えられていたくらいだ。節操もなく働く人はこの国では尊敬されない。
そんな国民性の日本人が「多動力」を身につけるためには、ある種の洗脳を解かなければいけない。
本書を読んで価値観を根っこから変えて欲しい。

寿司屋の修行なんて意味がない

少し前に堀江さんがツイッターでつぶやいた内容です。
当時大炎上して話題になりました。
本書で堀江さんはその真意を語っています。

あなたの貴重な時間を「情報」を得るために使ってはいけない。
オープンイノベーシヨンにより、「情報」それ自体の価値はゼロになる。

寿司を握る技術は、今では専門学校等で簡単に学べます。
そんな時代に、”修行”と言って情報を得るためだけに、何年も時間をかけてはいけないと言います。

エンジニアの世界でも、勉強できる場は無数にあります。
プログラミングスクールや勉強会なんかで簡単に情報を得ることができますね。

そしてもしあなたが本当にやりたい仕事を今出来ていなかったら。
もし「本当は開発をしたいけど今は修行の時期だから我慢しよう」
なんて思っていたら、堀江さんのこの言葉が参考になるかもしれません。

師匠や上司から教えを請うために、下積みや修行をやっている人は、早く独り立ちしよう。とにかく初めてしまえば、必要な知識やノウハウはおのずと身につく。

手作り弁当より冷凍食品の方がうまい

これはただの好き嫌いの話ではなく、
「手抜きをすることで新しいことをする時間が生まれる」
ということを言っています。

すべての仕事で100点を取らなければいけないしと追いこまれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプツトをすることはできない。たまに″手握き″をすることで、膨大な仕事を継続的にすることができる。

お弁当を作るのが趣味で楽しいならともかく、
子供のため〜とか、栄養を考えて〜という理由で、
お弁当を作ることに縛られているのなら、
その時間を短縮してもっと別のアウトプットをするべきだと言います。

私たちも仕事の中で「手作り弁当」にこだわりすぎていることはありませんか?
ドキュメントの書式を整えるのに時間をかけたり、
誰が見るのかわからない資料を一生懸命作ったり・・・
手作りにこだわらず、冷凍食品でまかなえる仕事もあるのではないでしょうか?

電話をかけてくる人間とは仕事をするな

電話というのは一方的に人の時間を奪うものだ。
そういう前時代のツールを使い続けているような人とは、
付き合わないほうが良い。

堀江さんは基本的に電話には出ず、連絡はメール、LINE、Slackなどで済ませているそうです。
確かに電話って自分が集中している時に限ってかかってきて、強制的に集中力を切らせますよね。

流石に、急に「あなたは電話を頻繁にかけてくる人なので、もう一緒に仕事はしません」なんて言えないですが、
それでも、頻繁に電話をかけてくる人に対して、
「連絡はメールで構いませんよ」と言うことはできるのではないでしょうか。
そうすることで少しづつ自分の時間が取り戻せてくるはずです。

仕事を選ぶ勇気

「仕事を選ぶ」ということをネガテイブに捉える人がいる。
だが、嫌な仕事、気が乗らない仕事は断らなければ、
「仕事」に振り回されて「自分の時間」がなくなってしまう。
大丈夫。仕事は逃げない。仕事を選ぼう。

「仕事は選びません!」「なんでもやります!」
私も何度もそんなことを言ってきました…
「仕事を選ぶ」、「仕事を断る」ということは、堀江さんの言う通り、ものすごく「勇気」がいることです。

けれどその勇気を振り絞ったら…
「この仕事はスキルアップが見込めないのでやりたくありません」
「この会議は私が参加しても意味がないので欠席します」

この一言が言えるようになれたら、確実に「自分の時間」を得ることが出来ますね。

まとめ

「多動力」いかがだったでしょう。
堀江さんの言葉は、どれも刺激的で、考えさせられます。
その理由の一つに、彼が私たちと同じ「エンジニア出身だから」ということがあると思います。

ライブドア事件や、政界進出、フジテレビ買収などの大きなニュースで忘れてしまいがちでしたが、
もともと堀江さんはエンジニア出身なのです。

エンジニアから始まり、今ではロケットの開発なんかも始めた堀江さんですが、
その原動力は「自分が面白いと思うことをやる」ただそれだけです。

本書に書かれたノウハウを実践していけば、少しづつ「自分の時間」を手に入れることが出来ます。
その「自分の時間」を使って、堀江さんと同じように、面白いと思った事を実行し、
「多動力」を身につけてみてはいかがでしょうか。

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