Javaとは根強い人気のあるプログラミング言語の1つです。幅広い分野で使われておりプログラミング言語のなかでは王様のような風格を醸し出していますが、Javaの案件動向や金額相場などについてテックブレインがご紹介します。
Javaの案件動向
Javaは”Write once, run anywhere”「1度プログラムを書けば、どこでも実行出来る」という言葉に、その特徴が表されています。プログラム言語によっては動作するOSが限定される場合が多いですが、JavaはMacOS、WindowsなどさまざまなOS下で動作することが出来ます。
WebサービスやWebアプリからスマホアプリ、組み込み系まで幅広い分野のプログラムの作成に活用されています。様々なプログラミング言語が登場したことにより、プログラミング言語の人気が分散傾向にある中でJavaは不動の人気を誇っており、これからも安定した需要が見込めると言えるでしょう。
そのためJavaを習得することで長く活躍できるエンジニアになる可能性が高まり、またIoTの普及などによりこれまでとは違った開発事例も増えてくることが予想されます。
Javaのエンジニアの年収相場
Javaの案件の相場は、50万円〜70万円となっています。年収にすると600万円〜840万円となります。
ほかに比べるとJavaエンジニアの年収は総じて高めということが言えます。
これはJavaに限った事ではありませんが、プログラマー不足が1番の理由です。中でも多くのソフトウェアで使用されているJavaは求人も多い傾向にあり、優秀なエンジニアが取り合いとなルため報酬が高くなっています。
またJavaは、RubyやPHPではできない交通信号制御や金融関係のATMやアプリケーションなど社会的に需要なインフラなども担当しています。仕事に対する責任が大きい分報酬が高くなるのです。特に金融系のエンジニアの方は年収が高く、ベテランの方の中には1,400万円から2,000万円稼いでいる方もいます。
Javaの案件例
ここでは、実際に会ったテックブレインでの案件を例にして、Java案件の作業内容や案件に必要なスキルを確認していきましょう。Javaができるフリーエンジニアの方、興味がある方は参考にしてみてください。
【案件名】
金融システム自社パッケージの開発
【言語】
Java
【単価】
700,000〜800,000/月
【職務内容】
・金融システム自社パッケージの開発
【必須スキル】
・Java開発経験(3年以上)
(Java1.6以上に限る。1.5以下は経験に数えない。)
・サーバーサイド Javaのフレームワーク、経験
・Spring、Spring Boot、J2ee(JSE、JPA、EJB)、Hibernate、EclipseLink、My Batts、Google Guide、Dagger、Seasae2、S2JDBC、S2DAOの中から2〜3の対応経験
・詳細設計/テスト設計の経験
【歓迎スキル】
・Java1.8経験
・金融システム開発経験(銀行/証券/生命保険)
・基本設計経験
・SQL経験
・VBA経験
これは金融システムの自社パッケージの開発を行う案件です。
社会的に重要なインフラを担当することになるので報酬も少し高めの設定になっています。
Java案件で求められやすいスキル
フレームワークに関する知識
業務システムの開発にはStruts1というフレームワークが長い間使われて来ましたが、最近のWeb技術に対応できていない古い物も多くなってきています。今後は「Java EE」というフレームワークが重視されると考えられており、Java EEについて学ぶ事で、Javaのプログラマーとして活躍の幅を広げてくれる大切な知識であると言えます。
調整する能力
業務系の案件では技術力だけではなく、工数の見積もりや進行の管理、関係者と調整する能力も求められてきます。過去の実務経験などからチームワークを発揮した例などを具体的な人間関係や役割分担を踏まえて説明できるようにしておくと良いかもしれません。
柔軟性や好奇心
技術の移り変わりが激しい世界なので、新しい技術にスピーディに対応できる柔軟性はもちろん、それを学ぼうとする好奇心が非常に重要になります。またほかのプログラミング言語と違いインフラ系の開発を任されることもあるため、インフラ周りの知識があるとよりアピールすることができます。