Pythonは簡単にプログラムが書けるうえにコードが読みやすいことからオールラウンドなプログラミング言語と言われています。JavaやC言語に続いて人気のPythonですが、Pythonの案件動向や金額相場などについてご紹介します。
Pythonの案件動向
Pythonはコードが読みやすく少ない文量でプログラムを簡単に書くことができるプログラミング言語です。最近話題になっているAI(人口知能)やWeb開発など様々な場面で使われているため、オールラウンドな言語と言われています。
一つのプログラムを書きあげるのに何通りも書き方が用意されているわけではないので、他人が書いたプログラムも比較的読みやすく、開発現場でも重宝されています。
また、最近ではインスタ(Instagram)などのSNSやDropboxなどの開発にも使われ実績を積み上げており、日本でもPythonを使って開発されるものが増え始めていることや、AIやデータ解析の分野で広く使われていることを考えると、今後もますます需要が拡大していくプログラミング言語であると予想されます。
Pythonエンジニアの年収相場
Pythonの案件の相場は、65~85万円となっています。年収にすると、780~1,020万円となります。
Pythonエンジニアは平均年収が1位ともいわれており、大変高収入なプログラミング言語と言えます。
AIなど人工知能に対する関心が高まっていることや、比較的簡単なプログラミング言語であるため費用対効果が高いこと、そもそもエンジニアが不足していることから企業のニーズも高まっています。
そのため、これからもPythonエンジニアの年収は高い水準が保たれると考えられます。
Pythonの案件例
ここでは、実際にあったテックブレインでの案件を例にして、Python案件の作業内容や案件に必要なスキルを確認していきましょう。Pythonができるフリーエンジニアの方、興味がある方は参考にしてみてください。
【案件名】
【Python】データプラットフォームエンジニア
【言語】
Python
【単価】
500,000~900,000/月
【精算標準時間】
160時間/月
【職務内容】
・大規模データ分析を効率的に行うための基盤やツール群の整備・開発
・Apache Hadoop やその他オープンソースソフトウェアの調査・活用・運用
・データ分析自体を行い、プロダクトとしてのアウトプット
【必須スキル】
・大規模分散処理の知識・経験
・Apache Hadoop ソフトウェア群の活用経験
・C/C++/, Python, Perl, Ruby, R などを用いたコーディング能力
【歓迎スキル】
・データマイニング、統計解析、機械学習、自然言語処理などいずれかの専門知識
・広告テクノロジーの開発経験がある方
Python案件で求められやすいスキル
データ分析能力
データ分析ではPythonを使ったシステム開発が必要不可欠となっています。今後さらに需要が増していくと考えられるビックデータ関連のプロジェクトでは、データ分析能力があるか否かで報酬にも差が出てきてしまうため、データ分析能力は身に付けておいたほうが良いかもしれません。
さらに高度な技術があれば高単価の案件にチャレンジすることもできますが、Pythonのエンジニア自体が不足したいるため、そこまで高度な技術がなくても案件は獲得できるでしょう。
Webサービス開発経験
Webサービスの開発現場で重宝されるのは、Webやそれ以外のアプリケーションの開発経験がある人です。各種フレームワークを用いた開発経験やWebサービス開発経験があると良いです。